« Google Page Rankを調べてみた・・・ | トップページ | 眞鍋かをりさんのブログ »

2004.06.30

Select Live Saxophone Workshop (1989)

前回のHearts and Numbersから間が開いてしまったがDon Grolnickの指揮によるライブアルバムを紹介しようと思う。

1989年によみうりランドEASTで行われた「Select Live Under The Sky '89」の目玉企画の全曲を録音したアルバム。個性派の4人のテナーサックス奏者によるバトル・セッションであるがこれがただのジャムセッションで終わっていないところにそれぞれのサックス奏者の力量とそれを纏め上げたドン・グロルニックのアレンジの冴えを感じずにはいられない。

<1>はジョージ・ラッセルの作品でブルース形式の曲。ファンファーレの後、マイケルの力強いベースラインで曲が幕を開ける。ビル・エヴァンス~スタンリー・タレンタイン、マイケル・ブレッカー~アーニー・ワッツと4人のアドリブが順に繰り広げられる。ここでは大御所タレンタインのソロがすばらしい。
<2>Hearts and NumbersSteps Aheadにも録音されているThe Four SleepersとPoolsのメドレー。やはりグロルニック・チューンは美しい。ここではエヴァンスのリリカルなソプラノサックスが非常にマッチしている。そしてアーニー・ワッツのソロも非常にキャッチーでかっこよい。PoolsはSteps Aheadのそれと同じ。ソロはエヴァンスとタレンタイン。ただ少々消化不良にも聞こえる。最後にマイケルが締めて終了。
<3>Wayne Shorterの作品。エヴァンスとワッツがフィーチャーされている。後にMedianocheでも取り上げられているのでグロルニックはこの曲がすきなのかもしれない。
<4>Steps時代にSmokin' In the Pitでも取り上げられていたスタンダードナンバー。マイケルとタレンタインがフィーチャー。こういう曲はタレンタインのお手の物だと思うがマイケルもなかなかである。
<5>デューク・エリントンの超有名な曲。最後の曲ということもあり、超盛り上がる。エヴァンス>ワッツ>マイケル>タレンタインの順でアドリブがぐるぐると廻って演奏されていくのだが各サックス奏者が周回を重ねる毎にエキサイティングしていくのがわかる。タレンタインも若手に比べて少々地味に聞こえるがいいソロを取っている。4バースでマイケル>ワッツ>エヴァンス>タレンタインの順に変わってしまうがもうはじける寸前だ。とくにエヴァンス。
<6>アンコールとして演奏された。倍のテンポで演奏されたこの曲は結構スピード感あふれる演奏となった。後半でサックス4人での無伴奏でのアドリブが非常にかっこよく、その後後テーマとなるがその熱さを保ったままエンディングに突入。観客も大興奮で私も超混みこみの帰りの京王線の中でその日のライブを振り返ったことを思い出す。

メンバーのうち、ドラムがマイケルのレギュラーバンドのナスバウム、ピアノも旧知のグロルニックということも合ってがマイケルのアドリブパートが妙に盛り上がっているように思える。

このライブを生で聴けたことが本当によかったと思えるが、CDとして繰り返し楽しめるのは本当にありがたい。
この後、Live Under The SkyやMt. Fuji Jazz Fesstivalなど大きなジャズフェスはバブルがはじけてやらなくなってしまった(Mt. Fuji Jazz Fesstivalは復活したが規模は以前より小さい)。Live Under The Skyはぜひとも復活してほしいJazz Fesである。

さてこのアルバムは残念ながら廃盤のようで入手は難しいと思われる。

アルバムデータ

  1. Stratus Funk
  2. The Four Sleepers / Pools
  3. Water Babies
  4. Lover Man
  5. It Don't Mean a Thing
  6. You Don't Know What Love Is

Michael Brecker : tenor saxophone
Bill Evans : tenor and soprano saxophones
Stanley Turrentine : tenor saxophone
Ernie Watts : tenor and alto saxophones
Don Grolnick : piano
Yoshio "Chin" Suzuki : bass
Adam Nussbaum : drums

« Google Page Rankを調べてみた・・・ | トップページ | 眞鍋かをりさんのブログ »

コメント

こんにちは。LUTSは欠かさず行ってたのですが、これは観てないです。大阪ではやらなかったのかな。LUTSはほんと良かったですよね。

これは、見に行きましたね〜。酔っぱらって、訳判らなかったけど・・・。某バカ大学連中とね。「もっとやれ〜っ!」て叫んでいたと思います・・・。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/7658/1385437

この記事へのトラックバック一覧です: Select Live Saxophone Workshop (1989):

» Japan Music Blog連携TB企画 第18弾/Keep it A Live!やっぱLiveだね [jm's myTaste]
今日入手したDanny HathawayのLive音源があまりにも素晴らしいのでJMBのTB企画行ってみることにしました。 お題は”Keep it A Live... [続きを読む]

» Keep it A Live! [FAKE BLOG]
JMさんが企画したJapan Music Blog連携TB企画にまたまた参加しました。 今回のお題は「Keep it A Live!やっぱLiveだね」という... [続きを読む]

« Google Page Rankを調べてみた・・・ | トップページ | 眞鍋かをりさんのブログ »

最近のトラックバック

無料ブログはココログ