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2004.02.13

Michael Brecker Quindectet Live at Blue Note Tokyo (1st set, Feb. 12 2004)

マイケル・ブレッカー・クインデクテットの2月12日のファーストセットを聴きに行きました。

正直今回のライブはいかがなものかな、とライブ前に思っていました。というのもマイケル・ブレッカーがどうするのか想像がつかなかったからです。アルバムWide Anglesの曲をそのまま忠実に再現するくらいしか思いつきません。Gil Goldsteinよりの音楽になるのかと思っていました。しかしその予想はいい意味で裏切られました。

ライブの開始はTime is of the Essenseの一曲目、Arc of the Pendulumからです。オーケストラアレンジで少々ゆったり目のテンポ。マイケルの速いパッセージのアドリブが炸裂しますがバンドから浮いている感じが否めません。この時点で私は今回は失敗したかな、と思いました。
2曲目、Wide AnglesからBroadbandです。せっかくのQUINDECTETなのでやらないわけにはいけません。さらにパーカッションソロに続いてTimbuktuです。Robin Eubanksのソロに煽られたのか、マイケルのソロも盛り上がります。オーケストラとの一体感も出てきました。
ここでマイケルのMC。「次は私の古いコンポジションでSyzygyです。」なぬーーー!!!
やられました。Antonio Sanchezとのデュオは端々にアルバムのフレーズが垣間見えます。そしてアルバムのEWIソロがそのままオーケストラとマイケルのユニゾンで演奏されます。圧倒的なマイケルワールドが展開されます。オーケストラVSマイケル。凄すぎます。80年代末のマイケルの演奏を彷彿とさせるアドリブ、フレーズです。
そして最後にGil Goldsteinの(アコーディオン)のソロ導入からDon't Try This At HomeItsbynne Reel。ここでもオリジナルのEWIフレーズをオーケストラが担当。バイオリンとのデュオも厚いオーケストラで再現されています。今回のライブはマイケルが以前EWIとテナーのユニゾンというライブで再現できないアルバムの曲をオーケストラにEWIパートを担当させることで見事に実現させています。
夏のブレッカーブラザーズではイマイチ乗り切れていなかったマイケルですが、今回は本当に良かったです。
アンコールはAngle of Reposeというバラードで静かに終わりました。
うーん、第2部にどんな曲をやるのか気になります。

演奏曲目

  1. Arc of the Pendulum
  2. Broadband
  3. Timbuktu
  4. Syzygy
  5. Itsbynne Reel
アンコール
  1. Angle of Repose

Michael Brecker: tenor saxophone
Gil Goldstein: keyboards
Alex Sipiaguine: trumpet
Peter Gordon: french horn
Robin Eubanks: trombone
Bob Sheppard: flute
Dan Willis: english horn
Roger Rosenberg: bass clarinet
Joyce Hammonn: violin
Meg Okura: violin
Lois Martin: viola
David Eggers: cello
Adam Rogers: guitar
Boris Kozlov: bass
Antonio Sanchez: drums
Danny Sadownik: percussion

追記:
Takeshi INABAさんのリポートによると前日はAntonio Sanchezが急病でマイケルがドラムをたたくというシーンが見られたそうです。マイケルは子供のころドラムをやっていたというのをどこかで読んだような気がします。マイケルはタイムとかリズムとかを大事にしているのですが、アドリブの中にもパ-カッシブなところがあります。

追記:
この日はNHKのBS HiVisionの撮影が行われているようです。しかも2ndセットは貸切。そのうち放映されるのでしょうか。>放送されました!

追記:
ブルーノート東京での初日の曲目が公開されています。それによると前半は同じ構成です。後半の曲目は

  1. Sling and Arrows
  2. African Skies
  3. Evening Faces
  4. Scylla
  5. Delta City Blues
  6. Never Alone
とのこと。
あと、CyberFusion大阪ブルーノートでのライブリポートがありました。
さらにまつバンド ホーム・ページさんには来日公演のマイケル・ブレッカーという特集を組んで今回の来日公演を追跡されていらっしゃいます。この方のブレッカー情報はすごいですね。マニアです。そちらの情報によりますと
Cool Day In Hell
Brexterity
も演奏されているようです。個人的にはOriginal Raysなんかをオーケストラでやったらかっこいいかも、と思います。

追記:
Takeshi INABAさんのBlogに最終日ファーストセットのリポートがあります。
relax room diaryさんのレポート。

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コメント

はじめまして。トラックバックありがとうございました。
ライブ自体は、ちょっと前になりますが非常に楽しかったです。またこれを機に Brecker を聴いてみようかなと思ってたところでした。

こちらには情報がたくさんあるので、助かりますね~。これからもよろしくお願いします。

こんにちは。私もMichaelの大ファンです。彼のLiveはBreckers3回、Steps2回、Solo3回、NYAllStars1回、HerbieHancockのNewStandardBand2回くらいは行ってます。Herbieとやった時はあまりに凄すぎて出演者一同、MichaelのSoloの度に笑っちゃってました。この時は恐らくコンディションも最高だったかと思いますが、もう完全に行っちゃってました:)

みやさん、JMさんこんにちは。

JMさん>私がマイケル・ブレッカーを聴きはじめたのは大学に入った年の1987年からなのでそれ以前のライブは残念ながら聴いたことがないのです。NYAllStarsやStepsを生で聴かれたとのこと、うらやましいですね。

みやさん>このブログをはじめたのは自分のマイケル・ブレッカー関係のコレクションや情報を整理するためで、ついでにここを訪ねた人が気になったアルバムなどを簡単に購入できるようなことを目指しています。

これからも宜しくお願いします。

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